知らなければ良かったのか知ってしまってよかったのかそれはわからない。


ただ言えるのは、彼らが幼いときから闇を抱えていたということ。 そして、彼らがいなければ里は存続していけないこと・・・。


なぜなら、この里は私の想い人と憧れていた人が生命をかけて護ってくれているから。


いつか言わなきゃ。「ありがとう」って。


それがサクラとして桜樹としての覚悟とけじめだと想う。





中枢に属すということ(2)


不意に突然声をかけられた。


「なんで、サスケ君が・・・。というよりナルトが総隊長ってどういうこと??」


いつの間にか起きていたのだろう。サクラの声が突然割り込んできた。

ナルトもサスケも自分たちのことで手一杯だったため、ついついサクラの存在を忘れがちだったのだ。
「サクラちゃん、いつから起きてたんだってば・・・。」
サクラが起きてた事にびっくりしてなのか、あえてなのかはサスケにはわからないが、ナルトは表の口調で言ってしまった。


それに動じず「いつからって・・・。ふと起きたら隣室で話し声はしてるから・・・。でも、なんか二重生活者がどうのこうのとかサスケ君は立場上とかからは聞いていたけど・・・。だ、け、ど、ナルトが総隊長ってどういうことかととりあえずサスケ君が何で暗部のしかも大隊長以上が纏うマント来ているのかすぐに答えて。じゃないと・・・。」

サクラは説明をしながらますます怒りが込み上げてきたのか、手にチャクラが練られ始めている。 早く説明しないとこの家は確実に壊されるとナルトはそう思った。


「頼むから壊さないでってば・・・。」とナルトは表ので返したあと口調を変えて話し始めた。


「時間がないから10分で手短にする。ほぼ16年前九尾がこの地を襲い、4代目は俺を器として九尾を封印した。これはサクラでも知っている事実。だがそれは、一人の父親としてではなく里長としていやおうなしの決断だった。そして根本的なの原因それは・・・サスケが話したほうがいいだろうな・・・。」

「それはそのときの上層部と木の葉を乗っ取ろうとしたうちはの策謀の結果だった。それが判明したのはその4年後。父は年端も行かない俺らを何が何でも里に残すために、その時中忍に昇格した兄貴だけでなく、俺も暗部として過ごさせることを決意した。万一自分が一族をまとめれず、里によって滅ぼされてもいいように」

「封印された後俺は火影邸でアカデミー入学までを過ごした。1歳になるかならないかのうちに刺客に襲われ続けた。しかも木の葉の忍びにだぞ。2歳で自分を護るために木の葉の忍びを殺し、火影や、アスマに特訓してもらい、3歳で暗部になった。暗部名はサクラも知っているだろ?『瞬夜』だ。そして5歳にときにサスケとイタチが入ってきて、6歳に時に大隊長になり、アカデミー入学後、うちは滅亡前には総隊長になっていた。そのころには月組もほとんどそろっていたしな・・・。ちなみにうちは滅亡の理由は・・・」


「理由はうちはの度重なる木の葉への裏切り。まぁ、簡単に言えば、大蛇丸や他里や抜け忍どもへの機密情報の垂れ流しが主だな。滅亡の直前に2000人近くの忍びが木の葉に攻めてきて、そのおかげで、暗部は里の守護に9割を裂く羽目になった。」


「内部調査をやっていた奴からその情報が入ったとき、俺もサスケもイタチもやはりかと思ったさ。以前からもその兆候は見られていたな。そして、その始末は俺とイタチが受け持った。そして話し合いの末、外部に抜け忍の集団が構成されるといううわさも存在したために、うちはの所業は封印。そして、イタチがやったことにして、表向きイタチが里抜けし特別諜報部隊が作られた。ってここまでは理解できたか」

とナルトとサスケは話を区切る。元来頭の回転が速いサクラは要領よく自分でまとめる。


「つっ、つまり、ナルトの父さんが4代目でしかも、うちはと上層部の陰謀というかそのおかげで生まれたばかりの自分の子供のナルトに九尾を入れたと・・・。そして小さい頃から里に住む忍びにさえ狙われて・・・。でその原因が判明したとたんサスケ君とお兄さんは暗部に入ったと・・・。そして私たちがアカデミーのときに、起こった事件が元でうちは一族は滅亡ってこと。でもうちはがやったことは里にすごく負担がかかるから、表向きイタチさんが里抜けして、ってもしかして『暁』にお兄さんがいたのって・・・」

自分で今言われたことをまとめながらも、どうやらイタチが『暁』にいた理由もわかったらしい。


「そういうこと。でもって・・・」 とそこにサスケが声をかけた。見ると手に紙を持っている。
暗部でも幹部級のものが使う式神だ。

「ナルト、陰たちがそろそろ会議始めたいって式飛ばしてきた」



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